Vol.2
俳優
「台本」
凰稀 かなめ さん
「どんな役でも作品でも、
必ず私の根幹にあるもの」
ここちよく生きる。あなたが輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年 特別インタビュー企画
かがやきに充ちている人の傍らには、きっと最高の相棒が存在します。
素晴らしい相棒と一体になった時、人はどこまでも輝ける。
ラインアート シャルマンも、人に寄り添い、その人をより輝かせる“相棒”でありたい。
さまざまな分野で活躍するプロフェッショナル15人のお話から
“相棒”との一体感がもたらす、かがやきの秘密を紐解きます。
かがやきに充ちている人、そのひとのそばには、きっと最高のバディ達がいます。最適な相棒と一体になった時、ひとはどこまでも輝ける。ラインアートの想いも、そこにあります。人によりそい、輝きを増したい。
様々な分野で活躍するプロフェッショナル15 人にお話を伺いながら、一体感がもたらす奇跡と、かがやきの秘密を紐解いていきます。
ここちよさと生きる。あなたが輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年
特別インタビュー企画
Vol.2
俳優
「台本」
凰稀 かなめ さん
凰稀かなめさんにとって台本が自分の一部のような“相棒”であるように、ラインアート シャルマンはこれからも、すべての人に寄り添い、その人生を輝かせるパートナーを目指していく。
凰稀さんにとって、台本とは
役を演じている時はもちろん、メガネをはじめファッションアイテムを選ぶ際にも心がけているのは“品のよさ”だという。
「宝塚時代からずっと言われ続けてきたことですが、人にもモノにも、最後に求められるのは“品のよさ”だと、この頃改めて思うようになりました。こんなに広げても丈夫でありながら繊細で上品な雰囲気を演出してくれるメガネのように、私自身も年齢を重ねながら人間性を磨き、“品”を大切にしていきたいなと思っています」。
- 美しくフィットする“品のよい”メガネを
シャルマン銀座並木通りで、凰稀さんが選んだのは、トランスルーセントなデザインが顔立ちをいっそう華やかに見せるメガネ。
「メガネ選びってこんなに楽しいものだったのですね! 赤いフレームのものにも惹かれましたが、かけた自分を鏡で見て一番馴染みが良かったのが、このクリアなタイプ。見た目もフィット感も、お気に入りになりました」。
メガネのために開発された独自素材「エクセレンスチタン」を使用しているラインアート シャルマンのメガネは、製品化の前に数万回におよぶ耐久テストをはじめ、破壊テストなどさまざまな試験が行われている。
「“どうぞ広げてみてください”と言われておそるおそるトライしたのですが、しなやかなバネ性に驚きました。見た目だけで選んだメガネが緩かったりズレてしまうことがあったので、このかけ心地は嬉しいですね」。
- 服もメガネも、少しずつフェミニンに
宝塚のトップスターは女性にとって理想の男性像を体現する存在。どんな場面でも格好良く、スターのイメージを保つことが求められる。
「退団して、まず最初に買いに行ったのがスカートでした。現役時代はどこで誰がご覧になっているか分からないので、いつでもパンツスタイルだったので」。
『ベルサイユのばら』でオスカルを演じた凰稀さんが退団間もない『1789 バスティーユの恋人たち』でマリー・アントワネットとして舞台に立ったことは大きな話題になったが、プライベートでのファッションや仕草も、徐々にフェミニンになっていったという。
「幸いにも目は良いので、メガネやサングラスはお洒落用としてコレクションしていますが、宝塚時代の延長でスクエアでスタイリッシュなフレームのものばかりでした。これからはラウンドなど優しい雰囲気のものにもトライしていきたいですね。メガネはその人の印象を左右するので、色々な役を演じるように、その日の気分によって違うキャラクターに見えるデザインを選ぶのも面白いかもしれません」。
凰稀かなめさんの大切な“相棒”である台本。左は10〜11月に全国7都市で上演されたサスペンス劇『罠』、右は赤染衛門役が大きな話題を呼んでいるNHK大河ドラマ『光る君へ』のもの。
今回着用したメガネはメヌエット コレクションのXL1727 CR。クリアの樹脂とゴールドのメッシュブロウが重なり、凰稀さんが大河ドラマで演じている赤染衛門のように、知的でしっとりとエレガントな大人の表情を演出。CRはラインアート シャルマン15周年記念限定カラー。
- 人物像を膨らませ、役を生きる面白さ
新しい作品の台本を手にしたら、まず読み込み、自分が演じる人物のイメージを具体化していく。
「台詞を覚えることももちろんですが、この役の人物はどういう仕草をするだろう、“………”と書かれている部分は心の声で何を思っているのだろう、と考え、肉付けしていきます。舞台の場合は、ここからこう動く、といった基本的なことから、自分で感じたことなどを、毎日公演を重ねながら書き入れ、演出家からの指示は何月何日に言われたと日付も入れてメモします。面白いことに台本ってお芝居の流れで全部繋がっているので、相手のセリフのここが良かったといったポイントも記入しています。連続ドラマなどではストーリーの展開とともに自分の演じる役がこの先どうなるのか分からないまま演じることもありますが、台本の先を想像して、監督や演出家と相談しながら演じることもありますね。ありがたいことに私は、宝塚時代から素晴らしい先生や先輩に恵まれてきたので“こうしなさい”と言われた訳ではありませんが自然に身についた習慣でしょうか」。
台本から役を膨らませるために、他のジャンルの舞台や人間ウォッチングが役に立つことも。
「他の方のお芝居を見て学ぶことも多いですが、特に勉強になったのが、狂言。謡うような台詞の言い回しを体験させていただき、言葉の一つ一つの音の大切さを感じ、芝居への思いを深めるきっかけになりました。他にも韓国のドラマや、サラリーマンの煙草の吸い方など、ヒントは色々なところにあるんです」。
- 自分の役名が書かれた台本を手にした日の喜び
ステージの中央でスポットライトを浴び、観客を魅了してきた凰稀かなめさん。はじめて自分の役名がある台本を手にしたのは、宝塚音楽学校の最後の文化祭での公演でのことだった。
「同期全員が出演する舞台だったのですが、先生が一人ひとりその子のイメージに合わせてちゃんと役名を、45人分つけてくださったのです。今でもはっきり覚えていますが、私の役名は“ノーブル”さん。嬉しくて、台本に役名が記されたページを何度も見返しました」。
その後、どんな舞台でもテレビドラマや映画でも、役作りにおいて台本は、何よりも大切な指針であり、パートナー。
「原作のある作品では原作も読みますし、実在した人物を演じる時は資料を調べたりもしますが、表現するのはあくまで、台本に書かれたその役の人物の人生であり思い。来年で芸歴25年になりますが、台本とともに過ごしてきた日々でしたし、これからもきっと、台本と一緒にたくさんの役を演じていくのだと思います」。
Photos:Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)
Hair & Make-up:Yurie Taniguchi
Styling:Aya Ito
Realization:Tomoko Shimizui
Jacket ¥74,000 Tops ¥30,000 Pants ¥41,000/ANTHEM A(ENKEL)
INFORMATION
ミュージカルレビュー『TARKIE~伝説の女たち』
2025年に芸能生活25周年を迎える凰稀かなめさんが伝説のスター〝水の江瀧子(タアキイ)〟と数々のスターを描いたミュージカルレビューで主演。
日程 2025年3月24日(月)~3月30日(日)
会場 有楽町よみうりホール
演出 植草克秀
主演 凰稀かなめ
出演 妃海風、彩凪翔、天華えま、蓮つかさ、他
PROFILE
神奈川県出身。宝塚音楽学校を経て2000年、宝塚歌劇団に入団。2012年7月、宙組トップスターに就任。『風と共に去りぬ』のレット・バトラー、『ベルサイユのばら』のオスカルなど数々の名作で主演。2015年2月、宝塚歌劇団を退団。『1789 バスティーユの恋人たち』(2016年、2018年)、『屋根の上のヴァイオリン弾き』(2021年)などの舞台に加え、映画『青の生徒会 参る! season1 花咲く男子たちのかげに』(2020年)、映画『マスカレード・ナイト』(2021年)、テレビドラマ『ノーサイド・ゲーム』(2019年)NHK大河ドラマ『光る君へ』(2024年)など多方面で活躍。
凰稀 かなめ
Kaname Ouki
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