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「溢れ出す思いを受け止め、

創造の扉を開く存在」

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Vol.5

アーティスト

『白いキャンバス』

佐々木 香菜子 さん

ここちよく生きる。あなたが輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年 特別インタビュー企画

15th Anniversary LineArt CHARMANT

かがやきに充ちている人の傍らには、きっと最高の相棒が存在します。

素晴らしい相棒と一体になった時、人はどこまでも輝ける。

ラインアート シャルマンも、人に寄り添い、その人をより輝かせる“相棒”でありたい。

さまざまな分野で活躍するプロフェッショナル15人のお話から

“相棒”との一体感がもたらす、かがやきの秘密を紐解きます。

かがやきに充ちている人、そのひとのそばには、きっと最高のバディ達がいます。最適な相棒と一体になった時、ひとはどこまでも輝ける。ラインアートの想いも、そこにあります。人によりそい、輝きを増したい。

様々な分野で活躍するプロフェッショナル15 人にお話を伺いながら、一体感がもたらす奇跡と、かがやきの秘密を紐解いていきます。

ここちよさと生きる。あなたが輝く。
ラインアート シャルマン 15 周年
特別インタビュー企画

Vol.5

アーティスト

『白いキャンバス』

佐々木 香菜子 さん

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- イラストレーターからアーティストへ

躍動感と静かな強さを併せもつ作品が国内外で高い評価を得ている、佐々木香菜子さん。幼い頃から“お絵描きが得意な女の子”だったという。

「母がイラストレーターでしたので、絵を描く姿を見て育ちましたし、アートは身近な存在でした。でも、自分自身は絵を描いて暮らしを立てる将来は考えておらず、高校生ぐらいではデザインやインテリアの仕事に就きたいと思っていました」。

東北工業大学 工業意匠学科に進み、空間や環境デザイン、グラフィックデザイン等を学ぶ中、3年生になって自分の好きなジャンルを専攻するタイミングでイラストレーションを選択した。

「VOGUEやELLEなどに掲載されているファッションイラストに憧れる気持ちが芽生え、イラストレーターを目指すようになったのです」。

大学を卒業した後に上京し、グラフィックデザインの会社でデザイナーとして働く傍ら、学生時代に描きためていたイラストをあちこちに送ってイラストレーターへの道を模索。目にとめてくれた人との縁でアパレルブランドとの仕事が決まり、本格的にイラストレーターとして活動を始めることに。

「世に出て自分のイラストを多くの方に見てもらいたいという夢が叶い、かつて憧れていた雑誌での仕事にも恵まれました。ありがたいことに毎日のようにラフを出しては納品するという日々が10年くらい続いたのですが、その間にふつふつと、自分の作品を創造したいという思いが溜まっていったのでしょうね。イラストのマネジメント会社から独立し、自分の作品づくりに取り組むことにしました」。

独立当初は、イラストレーターとしては著名でも、アーティストとしては誰にも知られていない存在。Webサイトなどに少しずつ作品を発表し、友人とのグループ展などを続けていった。

「そのような活動を続ける中で、大阪のギャラリーを通じて海外のアートフェアへの作品展示が決まったのです。国内外でのアートフェアや個展を経験することで、アーティストとして自分自身とより深く向き合いながら、作品制作に取り組んできました。そして少しずつ、”アーティスト・佐々木香菜子”の作品世界や作風を認知していただけるようになったと思います」。

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- 感情の振り幅を作品に込め、さまざまな場所で発表

佐々木さんの作品は、ダイナミックな抽象画。

「作品のテーマとしてずっと守り続けているのは“思考を止めない”こと。描き手である私の感情の振り幅を表現することを常に心がけています。人生には良い時も悪い時もあります。苦しいことがあってもそれを理解することで次の幸せに出会うように、“心の振り子”の揺れる幅が大きいほど、人は豊かになれる気がしています。動き続ける感情の幅を、作品を通して感じていただけたらと思います」。

作品制作と並行して、ファッションブランドや百貨店などさまざまな方面からコラボレーションの話も日々舞い込んでくる。

「もともとイラストレーターとしてクライアントワークを大事にしていたので、オファーをいただいたお仕事のテーマなどを私なりに解釈し、求められているものをいかに私らしく表現するかを考える作業にもやりがいを感じます。ヒントになるのは言葉だったり空気だったり、香りだったり、色々です。百貨店やショップのウインドウや壁面にライブペインティングを施したり、私が描いた作品が洋服の生地になったり、パッケージになったり……。2023年には奇跡的なご縁で大阪の帝塚山学院高等学校のダンス部の衣装へも携わらせていただきました。スカートの内側に私の作品があしらわれ、大会優勝も果たした素晴らしい演技にとても感動し、舞台衣装というジャンルにも興味が広がりました」。

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- 作品に映し出される、その時々の自分

創作活動において、真っ白なキャンバスに向き合う時間が最も緊張する、と佐々木さん。

「白いキャンバスを目の前にしてもすぐに描き始めず、少し時間をおくことが多いです。描きたいものはあるけれど、どこに筆を入れるのが良いか、そもそも果たして筆を入れるべきなのか……。自分をさらけ出すことに対する怖れというか、多少の恐怖さえ感じます。でも不思議なことに、最初の一筆を入れると、あとは思いが溢れ出し、止まらなくなるんです」。

アート作品には、まるで鏡のように、その時の感情や生活が映し出されるという人もある。佐々木さんも自身の作品に対して、そのような想いを抱いているのだろうか。

「私自身はあまり自覚はなかったのですが、周囲の方から人生の節目ごとに作品が変化しているとよく言われます。母が亡くなった時は明らかに変わりましたし、妊娠してお腹が大きくなった時期と産んだ後でも変わっていっているようですね。ずっと母に認められたいとその背中を追いかけて創作活動をしてきましたが、これからは作品が息子の感性のどこかに響いて、その一部になって行けたら良いな、とも考えています。自分を映すと言ってもハッピーな状態なら良い作品ができるというものではなく、むしろ感情が揺れ動いている時の方が想いを投影しやすいようにも思います」。

メガネとの付き合いも、息子さんが誕生して変わったという。

「小学生からメガネをかけ始め、当時は周囲のお友達がかけていない中、自分だけメガネなのが恥ずかしくもあるけれど、何だか大人っぽくてちょっと嬉しい、という感情も抱いていました。思春期を迎えた高校時代に硬式テニス部だったこともありコンタクトレンズに。それ以来、メガネはずっとファッションアイテムになっていたのですが、息子が生まれて夜中に起きて授乳する時などは、やっぱりメガネが欠かせないことにあらためて気付かされました。作品制作では集中するとまばたきをほとんどしないので、目を酷使しすぎてピンチになった時もメガネにしています」。

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- メガネづくりの物語に感じるシンパシー

シャルマン 銀座並木通りで佐々木さんがセレクトしたのは、艶のあるプラスティックフロントが印象的なボストンシェイプのメガネ。

「同じデザインのカーキのモデルとどちらを選ぶか悩みましたが、肌なじみの良いデミブラウンにしました。制作中は目と脳を使うので、メガネによる違和感やストレスがあると集中できないのですが、ラインアート シャルマンのメガネはテンプルの柔らかさやフィット感が素晴らしく、ノンストレスなのが良いですね」。

メガネがかける人にとってストレスとならない究極のかけ心地を目指して、ラインアート シャルマンでは、かつてないバネ性を叶える独自の素材「エクセレンスチタン」を8年の歳月をかけて開発。さらにしなやかな素材の特徴を最大限に活かすレーザ微細接合技術により、美しさとかけ心地の両立を実現した。

「お店の方に開発のストーリーを伺って、ブランドの情熱やこだわりを知ることができ、ものづくりの本質を感じました」。

この春からはラインアート シャルマンのiシリーズ キービジュアルのアートワークにも参加。

「それぞれのメガネに込められたストーリーや世界観を想像しながらタッチや色を考える作業はとても楽しかったです。いつかはメガネのケースも手掛けてみたいですね。蓋を開けると内側に絵が施されていて納められたメガネを擬人化させて物語を感じるような背景になったら面白いかもしれません」。

東京での個展に加え、故郷である仙台をはじめ東北でも多くの人に作品を届けたいという佐々木さん。

「作品を通して、東北、そして全世界の誰かにエネルギーを届けることができたらと、これからもキャンバスと向き合っていきます」。

佐々木さんにとって、白いキャンバスとは

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佐々木さんにとっての白いキャンバスがその時々の自分自身を投影した作品の舞台となる“相棒”であるように、ラインアート シャルマンはこれからも、すべての人に寄り添い、その人生を輝かせるパートナーを目指していく。

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佐々木香菜子さんのアトリエにストックされている白いキャンバス。

今回着用したメガネは、プレスト コレクションのXL11111 DB。やや小さめのフォルムと特徴的なブリッジ部分がユニークな定番人気のボストンシェイプ。メンズコレクションの人気デザインをジェンダーレスに楽しむのも佐々木さんならでは。

Photos:Yoshihito Sasaguchi(SIGNO)

Hair&Make-up:Junko Kobayashi

Realization:Tomoko Shimizui

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INFORMATION

佐々木香菜子作品取扱い画廊「Gallery Edel 」

https://www.instagram.com/gallery_edel/

現代美術を主に扱うアートギャラリーです。
不定休のため来廊の際にはご予約を。

ショート金髪を持つ女性

PROFILE

1983年宮城県仙台市生まれ。東北工業大学 工業意匠学科卒業。
ダイナミズムと繊細さを兼ね備えた表現で、数々の作品を生み出している女性アーティスト。
多彩な色彩と光を内包し、希望、情熱、衝動、喜び、欲望、そしてもどかしさ、といった様々な人間の深層にある感情を浮かび上がらせるその作品は、可視と不可視の境界を揺るがしながら、見る者の心の奥底に眠る本質的な問いや感覚を呼び覚ます。

人間存在そのものへの探求が制作の原動力となり、普遍的な美と内面の葛藤を行き来する哲学的な旅路が制作を通して続いている。
また、広告ビジュアルやアパレルブランド、企業とのコラボレーションを数多く手がけ、アートワークとクライアントワークの境界を超え、表現の可能性をさらに広げている。

佐々木 香菜子

Kanako Sasaki

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人生。それは素晴らしい舞台。

時に絵のように、時に詩のように、

時に音楽のように。

 

豊かな彩りをもたらすのは

より心地よい日々。

 

15周年を迎えたラインアート シャルマンは、

これからも

いつまでもかけていたくなる心地よさと

一人ひとりを彩る美しさで

あなたの毎日を満たし、さらに輝かせます。

15th Anniversary LineArt CHARMANT

いつまでもかけていたくなる心地よさと、一人ひとりを彩る美しさで

あなたの毎日を満たし、さらに輝かせます。

ラインアート シャルマン 15 周年。

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